今回は2021年にトルコのイスタンブルで暮らしていた時の1ヶ月の生活費をご紹介します。
1ヶ月どころか3ヶ月近く滞在していたので、平均で算出してみました。
トルコは年々値上がりしている傾向があるので、参考までにご覧ください。
ライフスタイルの目安
- 東京に住んでいたときの生活費は月20万円
- 1週間に2~3日は外食、週4〜5でお酒を飲みます
- 食事は量より質派、成城石井の惣菜とかよく買います
- 無理な節約生活はしない主義
1ヶ月の生活でかかった費用は?
食事やお酒を一切我慢しないで、およそ15万円になりました。
暮らしてみた感覚としてはタイやマレーシアなどの東南アジアとほぼ同じくらい。食費はトルコの方が安いかもしれない。
東南アジアの一部では家で料理するという習慣がなく、キッチン設備がないところも多いので自然と外食が多くなります。しかしトルコは食料自給率が高く、新鮮な野菜や果物が安価に手に入るのでとても自炊がしやすいです。
そんなトルコの物価でみると家賃だけが異常に高く感じます。というのもイスタンブルは文字通りトルコ中の人々が集まる都会。
家賃だけが異常に高騰しています。相場はおよそ7〜9万円。治安の悪いところや汚いところ(失礼)なら4〜6万円で借りられます。
トルコで安いもの
食費
食料は日本の0.5〜0.8倍くらい。野菜や果物、鶏肉・羊肉などが安いです。
魚は場所にもよりますが、日本と同じくらいかちょっと高い。買える場所も大きめのスーパーや市場に限られてきます。
トルコには茄子、トマト、ひき肉を使った料理が多く、ロカンタと呼ばれる大衆食堂で一通りのトルコ料理が食べられます。毎食テイクアウトしても200〜400円でお腹いっぱいになるのでお得です。
関連記事:トルコでの食事は?現地スーパーや地元食堂の使い方とおすすめレシピ
筆者は週の半分くらいは自炊していたのですが、バクラヴァ(ちょっと高めのお菓子)を爆食いしたり、お酒を毎日のように飲んでいたので食費3万円オーバーとなりました。
トルコの国教はイスラム教ですが、イスタンブルではどこでもお酒が手に入るし、みんな普通にお店のテラスで飲んでいます。
ただ値段はやはり高めで、特にウイスキーが高かったのでハイボールが好きな人にはつらいかもしれません。そもそも炭酸水もなかなか売っていないので。
トルコのお酒・ラクや有名なエフェスビールなどであれば手頃な値段で楽しめます。トルコ産のワインもあるのでぜひ飲んでみてください。
交通費
ボスポラス海峡を挟んで多様な交通手段があるイスタンブルですが、バス・電車などはかなり安いです。
バスなら一回30円〜、ボスポラス海峡を挟んで運行している高速列車でも一回80円ほどで乗ることができます。
イスタンブルは1回一律料金なので、距離に応じて値段が上がるということがありません。バスならどこまで行っても30円です。
またタクシーがとにかく多いです。日本と同じ距離で2/3くらいの料金ですが、地元の人からしたら割高なので観光客向けです。
トルコで高いもの
観光費
トルコは観光費だけを物価比でみれば、パリ並みに高いです。
イスタンブール現代美術館とトプカプ宮殿だけしか言っていませんが6,000円近くになりました。
無料で入れる施設もありますが、トプカプ宮殿は年々値上がりしていてオーディオガイドも借りれば1回3,800円。地元の人が気軽にふらっと行ける雰囲気ではないです。
モスクは無料ですが、1日5回もお祈りしているのでタイミングが合わないと入りづらいです(そもそも観光地ではない&特に女性は入りづらい)
日用品
トルコで高いな、と感じたものがテッシュやトイレットペーパー、洗剤などの日用品です。
食料と比べるとどうしても高く思えますが、実際には日本と同じくらいの価格でした。
ただこちらの給与から考えれば、ティッシュなど高級品になるのでは?と心配になります。
トルコ産のコスメやスキンケアは、当たり前ですが日本で買うより安く手に入れられます。
関連記事:トルコのスキンケアレビュー!イスタンブールで買いたいおすすめの商品は?
イスタンブールで1ヶ月暮らしてみた感想
イスタンブルは比較的治安のいい都会ですが、今回は安全で快適な家賃の分で少し高くなりました。
それぞれのカテゴリー別に例えると、
・観光費はパリ
・食費はタイ
・家賃は日本と対してかわらない
という印象です。
物価の安い国ほど家賃の占める割合が大きくなる傾向がありますね。
イスタンブールはトルコ語しか通じないところも多いけれど、ふらっとやってきた外国人が苦もなく暮らせてしまうくらい治安も住んでいる人々の人柄も良いところです。
トルコへの滞在・移住を計画している方はよければ参考にしてみてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。