日本にはない文化として、ロンドンでおすすめしたい場所が”マーケット”です。
おいしい屋台が立ち並び、アンティーク雑貨が並んだり、アーティストの作品を購入できたりと、たくさんのステキなものに出会える場所なんです。
週末になると家族連れやデート中のカップル、平日には仕入れにくる地元のコックさんで賑わいます。気軽においしいものが手に入るので、まさにひとり旅にはうってつけですね。
今回は、そんなロンドンで訪れたい、おすすめのマーケットをご紹介します。
バラマーケット(Borough Market)
住所:8 Southwark St, London SE1 1TL イギリス
“おいしいもの”と言えば、真っ先にこのマーケットをおすすめします。
ハンドメイドのケーキ、たくさんの種類のオリーブオイルやチーズ、異国情緒あふれる屋台の数々。
野菜や果物はもちろん、ロンドンでは珍しく新鮮な海鮮を買える&食べられるのもこのマーケットの特徴です。
人気の屋台がズラッと立ち並び、お昼時や土日は行列ができています。ビールやワイン、チーズ・牡蠣などが充実しているので、お酒好きにもおすすめ。
最寄駅はロンドンブリッジ駅(London Bridge)、地下鉄をでると5分もしないうちに到着。歩いて行ける距離にロンドンブリッジやシェイクスピアグローブなどがあります。
↑テムズ川沿いの歩道
バラマーケットからロンドンアイ(観覧車)までのテムズ川沿いは、夕焼けもキレイでおすすめの散歩コース。
駅近で何度も行きたくなるマーケットです。
カムデンマーケット(Camden Market)
住所:Camden Lock Pl, Camden Town, London NW1 8AF イギリス
カムデンマーケットは、ロンドンの北側・学生街として若者に人気の高いカムデンタウンにあります。
カムデンマーケットのイメージといえば、“古着”と“スイーツ”。
ドーナツ、カップケーキ、ココナッツジュース…屋台も一味違うアクセントの効いたものが多い気がするのは、若者の街ならではでしょうか。
↓色とりどりのケーキ、こんなお店がたくさん♪
皮製品とアクセサリーを扱っているお店が多く、マーケットの外にも古着屋が広がります。
カムデンは土地柄アジア人、特に学生が多い街。いつ訪れても賑やかで、熱気あふれる場所です。
ポートベローマーケット(Portobello Market)
住所:Portobello Rd, London W11 1AN イギリス
ノッティングヒルに位置し、観光客にもっとも有名なマーケットがこちら。
2キロ近くに渡り、ありとあらゆるお店が立ち並ぶロンドンでも最大規模のマーケットです。端から端までみるのに、3~4時間は覚悟しましょう。
アンティーク、服、アート、骨董はもちろん、屋台も選びきれないほどあります。
果物が安く売られていたり、オーガニックのコスメや石けんの質もよく、ここで手に入らないものはないのではないかという充実ぶりです。
観光客がごった返す土曜日がもっとも賑わうので、あえて平日に行くというのも手。日曜日はお休みなのでご注意ください。
オールドスピタルフィールズマーケット(Old Spitalfields Market)
住所:16 Horner Square, London E1 6EW イギリス
ロンドンの東、オールドシティにあるマーケットです。ホワイトチャペルに近い場所といえば、何となくイメージがわくのではないでしょうか。
東ロンドンの粗野なイメージとは裏腹に、区画整理されたとてもキレイなマーケットです。マーケットには珍しくトイレも一つしかありませんが、無料で使えるんですよ。
マーケット内は、オリジナルの皮製品(バッグ)、アクセサリー、ファッションアイテムが豊富。アーティストが自分の作品を展開していることも多く、本やアート好きの方にはたまりません。
屋台は、日本食からアフリカ料理までバラエティに富んでおり、平日にランチタイムにはサラリーマンで賑わいます。
ポートベローやカムデンほど広さはなく出店区画が明確なので、とても過ごしやすい気持ちのいいマーケットです。
ジュビリー マーケット(Jubilee Market)&アップルマーケット(Apple Market)
住所:1 Tavistock Court, London WC2E 8BD イギリス
ロンドンの中心部・コヴェントガーデン内にある2つのマーケットが”ジュビリー”と”アップル”です。
ジュビリーマーケットはコヴェントガーデンの端に位置し、服、布、古着系が充実しています。アップルマーケットはとても規模が小さいですが、多彩なアーティストの作品が並びます。
コヴェントガーデンはオペラなどの娯楽施設に加え、あらゆるお店やカフェ・レストランが立ち並び、ショッピングや観光には最適の場所。
私もロンドンで、学校帰りに友達と立ち寄ってお菓子を食べたり、コスメを買いに来たりしていました。
いつ訪れても大道芸などで盛り上がっており、訪れた人の目を輝かせてくれます。
特におすすめなのが、広場の真ん中で行われているクラシック演奏。アイスクリームを食べながら、クラシックを眺めてのんびりが私の定番です。
↓上から眺める人たちの様子
ピカデリーマーケット(Piccadilly marcket)
住所:St James’s Church, 197 Piccadilly, London W1J 9LL イギリス
教会(St James’s Church)で不定期に開催されているマーケット。(公式サイト:英語)
小規模ですが、曜日によってお店の内容が異なるところが面白い。
火曜日はおいしい屋台の日。韓国のチキン、日本風のテリヤキ(お店の人は日本人じゃなかったけれど)、イタリアのスイーツ、スペインのパエリア…どの屋台も美味しそうで、本当に迷います。
木曜日に行った時にはアンティークの日でした。ポートベローなどの有名マーケットと違い、人も少ないのでじっくりみることができますよ。
教会の横にある、こじんまりとしたガーデンは地元民の憩いの場所。休憩中のサラリーマンも多く、屋台で買ったランチを満喫しています。
教会では、たまにクラシックコンサートが開かれています。飲食物の持ち込みは禁止ですが、誰でも気軽に入ることができるコンサートなんてステキですよね。
↓クラシックコンサートのリハを見学
レドンホール マーケット(Leadenhall Market)
住所:Gracechurch St, London EC3V 1LT イギリス
最後に少し変わったマーケットをご紹介。
レドンホールマーケットは、ロンドン最古の屋根付きマーケットとして有名で、映画『ハリーポッターと賢者の石』のロケ地になった場所でもあります。
ここは他のマーケットとは違い、屋台などはありません。
金融街に近いことから、お高めの仕立屋さん(洋服屋)やレストラン・パブが並ぶ、一風変わったマーケットです。
気軽に入れるようなお店はあまりないので、ハリーポッターファンやレストランでしっかり食事をしたい観光客、仕事帰りのスーツ姿のサラリーマンなどが集まっています。お客さんも、きちんとスーツを着ている人が多いのが特徴的。
ひとり旅ではなかなか入りにくいお店ばかりですが、豪奢な屋根付きの佇まいや入り組んだ路地裏は一見の価値ありです。
私はバスでたまたま通り過ぎた時、「なんだ!あのキレイな場所は?!」と驚き、バスを飛び降りて訪れました。そのくらい荘厳で美しい場所です。
古き良きロンドンの雰囲気を満喫したい方は、ぜひ訪れてみてくださいね。