現在、ロンドンのパレスシアターで上演されている『ハリーポッターと呪いの子』。
「ハリーポッターと死の秘宝」から19年後の世界を描いた公式の続編です。
公開から2年経った現在でもチケットがとれない!といわれるこの舞台ですが、
「まさかこんなに簡単に?」と思うくらいすぐにチケットが取れました。
今回は筆者の実体験から、チケットを取った方法、会場の様子や当日のタイムスケジュールなどをご紹介します。
※この舞台は完全シークレットですので、ネタバレのないよう注意しています。
#Keep The Secrets
じつは公式サイトの直前予約が穴場!
結論から言ってしまうと、チケットは公演の1週間前に公式サイト(英語のみ)でとりました。
英語といっても、日本の予約システムと仕組みは同じ。
新規登録→ログイン→チケットを選んでカード決済→メールが届く、といった流れで簡単に購入できます。
購入手順は公式サイトへ行き、今回はNIMAXを選択します。
(どちらを経由するかですが、NIMAXの方が空き席のランク表記がわかりやすかったです)
一番上の「Part One and Part Two – Same day or consecutive performances」(同日に続けて観る)を選択します。
この舞台は、一部と二部に別れていますが、1日でまとめて観た方が確実に楽しめます。
好きな日にちを選びます。水・土・日曜日が通しで見られる日ですね。
夏の観光シーズンは真っ赤にSold outしていることが多いですが、黄色(席があと少し)になる日は必ずあります。じっくり探してみて下さい。
値段は安いもので一部・二部あわせて£40(およそ6000円)と格安。
高いものは£200~300(およそ3~5万円)とまさにピンキリでした。
チケットを選択してカゴに入れると、どの席がとれたか表示されます。(↑この場合D29)
この席番、選択するたびにコロコロ変わります。
安いチケットの場合、席番号の下に注意書きがあり、見えづらさの程度が書かれています。
↑の赤枠をクリックすると、シート位置が確認できます。
(パレスシアターの座席表)
ちなみに私が観たのは、ステージ目の前端っこの席でした。
目の前にある機械のせいで、舞台の一部が遮られているため格安です。
多少見づらさはありましたが、それ以上に舞台が素晴らしく、とても楽しめました!
直前の方が簡単にチケットが取れる理由
なぜ1週間前でこんなに簡単にとれたかというと、一定数キャンセルがいるからです。
この舞台は、計5時間を超える長丁場。
スケジュールがあわなくなったり、とりあえず前もってチケットを取っていたけれど行けなくなった、という人が一週間前くらいから発生しています。
そのため、絶対にこの日じゃなければいやだ!という、予定をずらせない旅行者でなければ、意外と簡単にチケットを取ることができるんです。
何日間かに渡って公演情報をみてみると、大体どの公演も1~2席はキャンセルがでて、席が空いていました。
ただし、注意すべき点は以下の通りです。
- 複数の連席で空くことは滅多にない(ひとり旅なら問題なし)
- 高い席(◯万円代)or 一番安い席(問題がある席)が空くことが多い
- 数時間もすれば、空き席状況は変わっている
つまり希望の日にちで席が空くとは限らないけれど、日付や時間を選り好みしなければチケットは意外と簡単に手に入ります。
実際にチケットを手に入れた経緯
私は、ロンドンでたまたま知り合った旅行者の方から
「ハリーポッターの舞台をみたかったけれどチケットがとれなかった!」
という話を聞いて、その時ロンドンで舞台をやっていることを知りました。
書籍化された脚本は読んでいましたが、せっかくだから舞台を観たい!ということで、その足でパレスシアターへ。
チケットカウンターで聞くと、案の定チケットは売り切れ。
同じように問い合わせをする観光客が何人かいましたが、一様に断られていました。
しかし公演情報をインターネットで探していたところ、公式サイトに空きがあるではないですか!
その時は夏の観光シーズン真っ盛りでしたので、当日チケットがないのは当たり前だったんですね(笑)
一部・二部を続けてみられるチケットを探すと、8000円くらいの安いチケットと5万円くらいする高価なチケットの2席を発見。
その時は悩んで一旦保留にしました。
数時間後、チケットを買おうとするともう売り切れていました(がーん)
次の日、別の日付で6,000円のチケットが空いたので、すぐに購入し、無事に舞台を見ることができました。
空き状況はすぐに変わるので、
空き席を見つけたら即決即購入がおすすめです。
また、1万円以下の最安値チケットは、それなりの理由があります。
- 最上階の端っこで危ない&舞台がよくみえない場合
- 一階の端で舞台の1/3がみえない場合 など
チケット購入時に注意書が書かれているので、確認してから購入して下さいね。
公式グッズ販売・会場の様子について
ここからは、会場当日の様子やタイムスケジュールを簡単にご紹介します。
12時ごろ会場に到着し、パレスシアターの入口脇にあるボックスオフィスへ。
入って右手の奥のカウンターでチケットを交換します。
海外では印刷することができないため、オンラインのチケットを見せました。
問題はなかったのですが、名前が分かりづらかったようで…。
パスポートをサッと出したら、サンキューと言われて、チケットと交換してくれました。
その後、徒歩1分の場所にあるハリポタの聖地・ギャラリーショップへ行って時間つぶし。
House of MinaLima(ミナリマ):26 Greek St, Soho, London W1D 5DE
4階まであり、階段にもハリーポッターファン釘付けの仕掛けが盛りだくさん!
もっと早く来て、ゆっくり時間をとってもいいかもしれません。
そうこうしているうちに、13時会場。
13時10分に行くと、会場をぐるっと囲むように長蛇の列ができています。
けれど、列の進みは早いので心配しなくても大丈夫。
10分ほどで荷物検査とチケットを見せて会場内へ入れました。
他の美術館などに比べるとちゃんと検査してる印象ですが、それでも入場禁止なんて言われている人はいなかったです。
飲食物の持ち込みは禁止ですが、水やジュース、ポテチやポップコーン、チョコが館内で買えます。
1階にはバーがあり、お酒を飲みながら開演を待つ人々の姿が。
パンフレットは£5、1冊買うと1つミネラルウォーターがもらえます。
会場内のトイレも広いのでサクサク進みました。
当日のタイムスケジュール
第1部
14:00 開演
15:15 休憩 (アイスのカートがでます。種類はハーゲンダッツとフルーツバー。子どもに大人気🍨)
15:35 再開
16:10 舞台装置の不具合で一時中断しました
16:21 再開
再開のアナウンスとブザーが鳴ったとき、大きな拍手とフォーー!!と歓声が沸きびっくり。
役者さんもやる気でるだろうし、観客が楽しみにしているのが伝わってすごくいいなと思いました。
ヨーロッパでは素晴らしい舞台に対して、皆、声を上げることを躊躇わないのがいいですね。
17:00 1部終了
終了後は、またもやすごい歓声と拍手!(スタンディングオベーションも)
二部は19:30から、一部と二部のインターバルはおよそ2時間。
トイレやバーには行けず、そのまま出口へ案内されます👉
パンフレットやグッズを買いたい人は、後半の開場〜開演の間がおすすめ。
また、パレスシアターの目の前にはマックがあるので、お手洗いと時間をつぶしたい人におすすめです。
↑公式グッズは闇陣営多め
第2部
18:30 会場
第1部では買えないネタバレ公式パンフレットが売られています。
19:30 開始
20:40 休憩 (こちらの休憩ももちろんアイスが売っています🍨)
21:05 再開
22:15 終了
最後は全員総立ちのスタンディングオベーション!
感想を一言でいうなら…「まさしく魔法の世界だった!!!!!!!」
おわりに
この作品、書籍化されたのは劇場用舞台の脚本でした。
しかし、本当の魅力は舞台をみなければわかりません(力説)
今回は格安チケットで観ましたが、「今度観る時は絶対に一番高いシートで堪能しよう!」と決意しました。
◯万円のチケット代を払っても観る価値のある舞台だと思います。
パレスシアターの周辺は、おいしいレストランやカフェはもちろん、ショッピングも充実している最高の立地。
ハリポタファン必見のギャラリー、コーヒーのおいしいカフェ、ジェラート屋さん、軽く飲めるパブや、スペイン風のバルがひしめいているので退屈しません。
ぜひ1日たっぷり時間をとって、パレスシアター周辺を満喫してみてはいかがでしょうか。