
『日本の半分以下の生活費でリッチな暮らしを』
そんなキャッチコピーで人気なのがマレーシアのコンドミニアムです。
今回は、クアラルンプールのコンドミニアムに暮らしてみた感想とその魅力を紹介します。
家賃の相場、エリアごとの雰囲気など部屋探しに必要な情報もまとめてみました。
マレーシアに数ヶ月住んでみたい、という方は部屋探しの参考にしてみてください。
部屋探しのきほん
①家賃
家賃相場は、普通に暮らすなら3~6万円、少し高級なところに住むなら6〜10万円が目安。
平均して月々5〜7万円あれば快適な家を借りられます。
エリアは、KLCC・ブギビンタンを中心に都心から離れるほど安価に。
クアラルンプール周辺にはいくつかまとまった生活圏エリアがあるので、長期滞在であれば郊外に住むのもいいと思います。
各エリアの特徴をざっくりと紹介します。
・モントキアラ…日本人に人気のエリア。クアラルンプール在住の日本人の9割が住んでいると言われている。日本人学校があるので家族連れの駐在員が多い
・ブキ・ビンタン…日本でいう銀座や六本木。家賃も最も高い水準。車社会のマレーシアでは珍しく、歩いてどこにでもいける。コンドミニアム自体が高級デパートと直結していることも多い
・KLCC…ブキ・ビンタンと同じく高水準。金融関係のオフィス街と、大きなショッピングエリアがある
・アンパンジャヤ…モントキアラと同じく外国人が多く住むエリア。大使館が多い高級住宅街。イメージは麻布。
・郊外…おすすめはプタリンジャヤや、IKEAのあるダマンサラ周辺。ガイドブックに載るような有名なレストランもある。
②治安・街の雰囲気
マレーシアはたくさんの人種と宗教の人々が暮らす多民族国家です。
他の大都市とおなじく、日本人だからといって珍しがられることもありません。
女子ひとりで夜にバーホッピングしても安全なくらい。
ただタクシーを使うときは、相手の身元をきちんと公開しているサービスを選びましょう。他人の目がある外よりも密室の方が危険です。
③部屋探しで気をつけるポイントは?
1.築年数を確認する
クアラルンプールのコンドミニアムは決して新築ばかりではありません。
建物自体は古くても、リノベーションや壁紙の張り替えなどをしてすごく魅力的な部屋もあります。
ただし、やはり建物の古さは水漏れや害虫などさまざまな問題に直結しやすいです。
ポイントはほどよく高層階を選ぶこと。10階より上の階ならあまり虫が発生しません。
2.周囲に歩ける場所があるか確認する
部屋を決める前にGoogleMapなどで周りに歩ける場所があるか確認しておきましょう。
クアラルンプールはかなりの車社会です。歩いている人がほとんどいませんし、道路が整備されているのに比べて歩道はあまり充実していないエリアもあります。(皆が車で移動するから)
車や免許を持っていないときは、歩いていける場所にバスや電車があるか確認しておきましょう。
さて、ここからは私が「本気で購入したい」と思ったコンドミニアムの一押しポイントについて紹介します。
クアラルンプールのコンドミニアムがおすすめの理由
1.ゴミ捨てがいつでもできる
コンドミニアムで生活していて感動したことの一つがゴミ捨てです。
エレベーター近く、もしくはフロア端に「Refuseroom (ゴミ捨て場)」が各階にあり、いつでも捨てて良いのです。
ちょっと出かけるついでにポイ。日本のように曜日の括りはありません。
お掃除の人がまとめて持っていってくれて、毎日のようにキレイにしてくれます。
ダンボールなんかは日本だと月に一回の曜日を待って捨てるのが面倒ですよね。
マレーシアは畳んでポイっと置いておけば、ぜんぶ持っていってくれます。(住人によっては、たたまないでそのまま置いてあったりする↑)
2.雨の日でも買い物に困らない
コンドミニアムの一階・グランドフロアには、様々なショップが入っています。
スーパーもしくはコンビニは必ずといっていいほど併設されていますし、中華料理、ピザ、マレー料理などのレストランが豊富に入っているのも定番です。
ショッピングモールに直結したコンドミニアムだと、さらに便利になります。
雨の日でもエレベーターで一階に降りるだけでなんでも手に入るので、おこもりには最適です。
3.タクシーが家の目の前までくる
前述したようにクアラルンプールは車社会。
車も国際免許も持っていない人でも配車サービス(GRAB)が普及しているので大丈夫。日本以上に手軽に利用できます。
大抵のコンドミニアムは玄関前に警備員さんがいてロータリーがあるので、ホテルのように車を入り口の前につけることが前提になっているんです。
アプリで建物名を指定して配車注文すれば、驚くほどスムーズに乗り降りできます。
車が出入りするルートができあがっているので、場所を間違えられることもほぼありません。
外国語で「どこにいるの?」「そっちじゃない、あっちだよ!」みたいなやり取りをする必要がないのはすごく楽です。
さらにGRABは乗るまで相手がどこに行くか表示されず、乗ってからドライバーに地図が提示されます。
家とモールのたった数分の距離を100円くらいで利用できるので、荷物が多いときなどにとても便利でした。
実際に借りた部屋の間取り図
実際に住んでいた部屋はこんな感じ。
家具もファブリックもすごくセンスが良くて、オーナーさんに売ってもらえないか本気で頼もうとしました。
(価格1200万らしい、政府による外国人購入規制などがあるので要調査)
滞在中まったく虫もでませんでしたし、グランドフロアにあるお店に注文すると部屋まで届けにきてくれます。
快適なサービスアパートメントみたいで、とても過ごしやすい物件でした。
まとめ
私はどの国に住んでも物価のちがいで生活スタイルを買えない方がいいと思っているのですが、(なぜなら将来物価が高くなったとき困りそうだから)
マレーシアのコンドミニアムは実際に暮らしてみると本気で「購入したい」と思ったほど快適でした。
ただどの物件もワンルームがすごく広いです。広すぎて、家具が少ないとガランとした寂しい感じになります(笑)
安いコンドミニアムは建物は立派でもベットとテーブルだけという簡素な設備のところも多いので、少し高くても家具・家電が充実した高級志向の物件を借りることをおすすめします。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。