
北欧らしいものが食べたい。可愛い雑貨やアンティークをみつけたい。
そんな方におすすめなのが、ヘルシンキにある3つのマーケット(市場)です。
ひと口に「マーケット」といっても、ヘルシンキのマーケットはそれぞれ特色があります。
今回は有名な3つのマーケットを、おすすめポイントと一緒にご紹介します。
観光の定番「Market square(マーケットスクエア)」
中心地にほど近い「Market square(マーケットスクエア)」は、ヘルシンキ観光の定番として有名な屋外マーケットです。
青果・飲食・クラフト(工芸品など)と主に3つのエリアに分かれています。
フィンランドの夏はベリーの季節。
夏にはベリーの屋台がたくさんでていて、ストロベリー・ラズベリー・ブラックベリーのほかにも、アカフサスグリ(赤カシス)といった日本では珍しい種類もあります。
スーパーで売られているベリーは、底の方が潰れてしまっていることも多いのですが、観光客向けとあって味も見た目もとてもキレイ。
3〜5€でパック山盛りのベリーが手に入りますよ。
いろいろな種類を試してみたい方には、6〜7€で売られているミックスパックがおすすめです。
市場で買ったベリーがキラキラしてる。#フィンランド の夏はベリーの季節らしく、手作りジャムも販売されてた。
なんというか都会と自然とのバランスがいいなぁと感じる🇫🇮 pic.twitter.com/ovNKeWw7Jm
— 佐藤むぎ@旅するクリエイター🇫🇮 (@kurasiro_o1) 2019年6月25日
飲食エリアには、伝統的なサーモンスープやニシン料理の屋台のほか、クレープやシナモンロールなどのカフェ屋台があります。
フィンランドといえば、やっぱりムーミンですよね。こちらは手作りの鍋敷き。
夏でも毛皮や手編みの帽子・手袋が販売されていて、その場で編み物をしている人も。
観光客が多いため、定番のお土産が何でも揃っています。
自炊したい人には、すぐ近くにある「Old Market Hall」がおすすめ。
屋内型で、地元レストランの人も買いにくるような生鮮食品が充実していますよ。
地元民に愛される「Hakaniemi Market(ハカニエミ マーケット)」
※2019年夏は建物修復のため、隣に仮設マーケットが建っています。
中心地から少し離れたKallio地区にある「Hakaniemi Market(ハカニエミ マーケット)」は、地元民に愛される場所。
北欧らしいデザインの小物や革細工、パン、肉、魚、野菜、コーヒーやチョコレート、スパイスなど専門店が立ち並びます。
お店が立ち並ぶアーケードの中には、可愛いものがいっぱい!
夏至祭の時期(6月頃)にはさまざまなイベントが催され、平日でも音楽とともに踊っている人々の姿があります。
奥の方には葉っぱをブーケにしている謎のおじさん。
これはサウナで使うヴィヒタ(vihtapaja)というもの。白樺の枝を束ねて作ったブーケで体を叩くのだそうです。
各家庭にもサウナがあるというフィンランドらしい光景ですね。
マーケットの外にはまさかの移動式サウナがあることも。
おじさま・おばさまだけでなく、若者たちが普通に水着でうろうろしていました。
帰り道にはヴィヒタを持って踊っているお祖母さんがとても可愛い。
サウナと食品を通して、地元の人たちのライフスタイルが垣間見えるマーケットです。
蚤の市が立ち並ぶ「Hietalahti Market(ヒエタラハティ マーケット)」
いわゆる蚤の市とオシャレな屋内型フードコートが融合したのが、西の港に面する「Hietalahti Market(ヒエタラハティ マーケット)」です。
外にあるのは個人店で、フリーマーケットのように家庭にあるものを販売しています。
一番多いのはティーカップ。続いて服や本、アンティークなどが並びます。
上記2つのマーケットと比べると、古くて味のあるものがたくさんあるのが特徴。
掘り出し物を探したい人におすすめです。
フィンランドらしい食事を楽しみたいなら、 マーケット屋内が最高です。
ガイドブックやフィンランド在住の人もおすすめのスープ専門店「Soppakeittiö」。
トマトベースにマヨネーズを溶かして食べるシーフードスープには、魚介の旨味がしっかり効いています。
フィンランドのレストランには素朴で味気ない料理もおおいのですが、伝統料理の中にもしっかり味がついたおいしいメニューが揃っています。
北欧らしさが満喫できる3つのマーケット。ぜひ訪れてみてください。