
「Marti」はイスタンブールで使える電動スクーターのレンタルサービスです。
欧米で普及しているLimeやmovoと違って、アプリ内の設定がほぼトルコ語なので使い始めが難しいなと感じました。
しかしイスタンブールは坂道だらけなので電動スクーターが便利。歩き疲れたときなどに重宝するんです。
今回は「Marti」の初期登録の仕方と、イスタンブールで使用する際に気をつけることをご紹介します。
Martiの初期登録の仕方は?
1.まずはこちらからアプリをダウンロードします
2.電話番号を入力します、SMSが受け取れればどの国でも大丈夫です
3.ここで注意!いきなりアメリカ合衆国の番号から電話がかかってきますが出る必要はありません、拒否してください。
そのかかってきた電話番号の下4桁が認証コードになります。
4.上記の場合「6521」とコードを入力すると、Martiが使用できるようになります。
5.続いて「Start」を押してプロフィールを入力します(15際以上でないと利用できません)
※この辺り説明は英語ででてくるのに、選択肢はトルコ語なので混乱します。
TCKNは緊急の友達という意味ですが「トルコ市民ではありません」の項目にチェックを入れると省略されます。
その代わりパスポートを登録する必要があるので、カメラマークをクリックしてアップします。
6.料金をチャージする
初乗りが₺1.99(30円)1分ごとに₺0.59(9円)加算されていきます。10分乗って120円くらいです。(※2021年3月時点)
チャージするときは必ず確認のSMSが送られてくるので(今度は電話でなくちゃんとショートメール)、確認してトップアップします。
海外でアプリからチャージを行う場合、本人認証サービス(3Dセキュア)を使用していると使えないことがあるので注意してください。
使用方法と普及率
使用方法はLimeとおなじく、QRコードを読みとってロックを解除します。
- 片足を乗せて、軽く後ろに蹴ります。
- 右手のレバーを下に回すと、アクセルが稼働します。(くいっくいっと何度か軽く回すのがポイント)
- アクセルを押し続けると、どんどん加速します。
- 降りるときはアクセルを離して減速し、ブレーキをかけて止まります。
足は一度蹴ったらずっと乗せっぱなしで大丈夫。
電動自転車と同じく、坂道でもスイスイ登ることができます。
最近はイスタンブールでも使用する人が増えてきていますが、いちばん多いのはやはり旅行できている外国人の利用です。
たまに現地の若者が二人乗りしていたりします。(危険なのでやめましょう)
シェアスクーターは基本ヘルメットの着用を推奨されていますが、イスタンブール市内で被っている人を見たことはありません。
交通ルールに従って、車で運んだり私有地に停めたりしなければ大丈夫です(↓公式ルール)
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イスタンブールの交通事情は?
イスタンブールは車社会で傍目にも交通事情が良いとは言えません。
頻繁に渋滞が発生していますし、クラクションを鳴らしてかなりのスピードで車が走っています。
欧州の場合は自転車専用レーンがあるので電動スクーターはそこを走ればいいのですが、イスタンブールは専用レーンがない上に運転が荒い人が多いので大きな道路で車と一緒になって走るのはおすすめしません。
だからといって歩道を走るのも迷惑になりますし危険なので、車の少ないエリアを見極める必要があります。
例えば、新市街の坂道やカドキョイのMODA、ユスキュダルの坂道など、人気観光地のちょっとした距離で使うくらいがおすすめです。
イスタンブールは坂道が多いので、疲れたときに上手に活用するのがいいと思います!
ちなみに「Marti」はトルコ語でカモメの意味です。カモメマークが目印のシェアスクーターをぜひ使ってみてください。