
街中でみかける乗り捨てられた電動スクーター。
実はこれ、車・自転車に続いて欧米で流行しているシェアリング交通手段なんです。
今回はそのうちの一つである「Lime(ライム)」を例に、使い方や交通ルールについてご紹介します。
シェアスクーターの利用方法は?
簡単に説明するとアプリで料金をチャージして、使った分だけ減っていくSuica方式です。
1.まずはこちらからアプリをダウンロードします
2.電話番号かFacebookのアカウントで登録します
登録が終わると、地図でどこにLime-sがあるか確認できるようになります。(光っているのは走っている人たち)
3.クレジットカードを登録して、1000円単位でチャージします。
「Auto-Reload」をOFFにしておけば、勝手に課金される心配はありません。
これで準備完了です。
10分で300円、料金の計算方法は?
まずは、1回ロックを外すために1ユーロかかります。
そして使用した時間に応じて、1分ごとに0.15ユーロ課金されていく仕組みです。
単純に計算すると、10分利用でおよそ2.5ユーロ(約300円)ですね。
筆者がはじめて利用したのはストックホルムでしたが、ストックホルムの電車やバスは最低料金が45スウェーデンクローネ(約516円)もします。
そのため最低料金1ユーロから使えて小回りがきくシェアスクーターは、サクッと移動したいときにとても便利でした。
Limeの借り方
公式の解説動画(約1分)
- まずは近くに乗り捨てられてあるキックボードを見つけます。
- アプリ上で「SCAN TO RIDE」ボタンを押し、ハンドル部分にあるバーコードをスキャンします。何度やっても読み込まない場合は、QRコードに書かれている数字を入力します。
- ロックが解除されると音が鳴って、アクセルを使えるようになります。
返却の仕方
- アプリで「END RIDE」ボタンを押します。「PAUSE RIDE」ボタンを押すとそのままキックボードを使用している状態にできます。(他の人に乗っていかれるのを防ぐ)その間も時間料金はかかりますので注意しましょう。
- カメラで駐車した状態を撮影して、返却完了です。
電動キックボードはどこでも乗り捨て自由です。
目的地についたら通行の邪魔にならない場所に停めましょう。
Limeの乗り方と交通ルール
- 片足を乗せて、軽く後ろに蹴ります。
- 右手のレバーを下に回すと、アクセルが稼働します。(くいっくいっと何度か軽く回すのがポイント)
- アクセルを押し続けると、どんどん加速します。
- 降りるときはアクセルを離して減速し、ブレーキをかけて止まります。
足は一度蹴ったらずっと乗せっぱなしで大丈夫。
電動自転車と同じく、坂道でもスイスイ登ることができます。
ハンドル中央には速度計が付いており、時速20km近くまででます。
交通ルールと走っていい場所
交通ルールは基本的に自転車と一緒ですが、ヨーロッパでは自転車は車と同じ扱いです。
歩道は走れないので、自転車立ち入り禁止の標識に注意してください。
また原則、右側通行です。逆走しないようにだけ気をつけましょう。
都市によってインフラ整備状況がことなるので、はじめて利用するときは自転車マークの付いている場所を、前の人にくっついて走るのがおすすめです。
利用には運転免許証やヘルメットの着用などの条件がありますが、都市によって対応はまちまち。ヘルメット被っている人はほとんどいません。
北欧よりもドイツやパリの方が交通ルールが厳しくなってきた気がします。
乗ってみた感想
正直な感想は、すごく楽しいです。
ディ○ニーランドのアトラクション感覚!
アクセルがついているので登り坂でもスイスイ進みますし、晴れていれば爽快な気分で街並みを満喫できます。
ただ時速20キロのスピードがでるので、転んだら確実に怪我をします。くれぐれも両手を離さないように気をつけてくださいね。
慣れてくると、ちょっとした移動や電車やバス停から離れた場所に行くのに重宝します。
ただし乗っている間地図を見ることができないので、ある程度単純な一直線道路や、頭に地理を入れてから乗るとより楽しく移動することができます。
メリット
- 少額で短距離移動に便利
- 自転車よりも爽快
- 街並みを見ながら走れる
- どこでも乗り捨てできる
デメリット
- 台数は都市部に集中している
- 地図の場所に、キックボードがないことがある
- 振動が大きいので、長時間乗るのにはむかない
- スマホチェックは危険なので絶対にしない
日本ではまだまだ交通ルールやインフラの関係で導入が進まないみたいですね。
海外ならではの体験ですので、興味のある方はぜひ試してみてください。
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