ロンドンで1ヶ月暮らしてみました【家探し編】

イギリス・ロンドンといえば、どこかアンティークな雰囲気漂うイメージがありますが、

ロンドンは世界の大都市ランキングでニューヨークと並んで1、2位を争うほどの都会です。

今回はそんなロンドンでの家探しを実体験に基づいてご紹介します。

ロンドン部屋探しのきほん

①家賃

イギリスの全体的な物価は日本より少し高いくらいですが、家賃はさらに上をいきます。
日本のようなワンルームを借りるには月10万円以上。東京の1.3〜1.5倍くらいです。

独身の人は、フラットシェア(日本でいうシェアハウスやルームシェア)が一般的。

フラットシェアにも種類があって、1番多いのは一人ひとり個室を持っていて、バスルームやキッチンをシェアしているパターンです。

物件や家賃によっては各部屋にキッチンは付いていたり、お風呂付きのところもあります。

日本と同じく家賃にも地域差があります。(六本木と阿佐ヶ谷に住むのでは全然値段がちがうみたいな)

それでも調べた感じの平均家賃は£400~500/月(6〜8万円くらい)が目安

シェアにしては高いですが、このくらいが相場です。

②治安

家を探すとき、やっぱり気になるのは”治安”ですよね。

下図では、実際にロンドンで過ごして感じたイメージをまとめました。

日本人に人気があるのは、イーストアクトン(西ロンドン)やカムデンタウン ・ハムステッド(北ロンドン)です。

西ロンドン…ノッティングヒルやケンジントンは高級住宅街とされ、賃貸でも値段は一段上。(ノッティングヒルは映画の舞台にもなっています)

南ロンドン…以前は治安がわるい印象でしたが近年開発されて改善しています。西ロンドンに比べると家賃も安く、街中への所要時間も短いので穴場です。ただ電車の駅が少ないので、移動はバスメインになります。

東ロンドン…このあたりに住むならオールドタウンまで。それより東のホワイトチャペル周辺は昔から治安が悪いのでおすすめできません。余談ですがジャックザリッパーの殺人現場があるのもこの地域。ロンドン滞在中に知り合った人が、昔この辺りに住んで空き巣にあったという話も聞きました。

部屋探しをするときに抱いた感想は、

北ロンドン、安全だけど日本人が多いならわざわざ住む必要ないかな。

西ロンドンは昔からお金持ちが多く安心な地域。けれど面白みには欠けるかも。

南ロンドンが面白そう!

という訳で南もしくは西ロンドンに絞って物件探しをすることにしました。

その地域に良い部屋が空いているとは限らないですが、あらかじめ「この辺とこの辺とこの辺ならいいかな」と土地勘が持てれば決めやすくなります。

③中心地からの距離

美術館や博物館といった観光地は中心部に集まっています。

ロンドンの地下鉄は高いので、中心部に何度も行くなら電車で30分以内の範囲がおすすめです。

実際に部屋を探してみた

ヒースロー空港について向かったのは、まず日本人専用ドミトリー。

最初はロンドンの土地勘がなく、安全な地域や相場がわからなかったので、1週間ほど滞在してから決めることにしました。

日本でも引っ越すとき内覧をしますよね。とくに海外でフラットシェアをする場合、住んでいる人がどんな人かも大切です。

募集されている部屋の写真がキレイでも、実際に使っている部屋は汚かったり、音がうるさかったりします。

そのため一週間ほどホステルをとって、日本人ドミトリーの管理人さんから情報収集しつつ、いくつかのサイトで物件探しをはじめました。

ロンドンで部屋探しに使ったWEBサイト&アプリ

ロンドンで部屋探しに使用したのが、

  • MIX B
  • Spare Room

の2つです。
どちらも有名なサービスで、簡単に特徴と使い方をまとめます。

MIX B

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日本人向けの物件やルームメイト募集が載っている有名な掲示板サイト。

ロンドンだけでなくドイツやフランス版もあります。

大きな都市であれば大抵見つけることができ、家以外にも譲りたい家具家電や友達・サークルの募集などが乗っています。(いわゆる海外版ジモティー。)

日本人は静かで部屋をキレイに使ってくれることから、日本人に貸し出したい外国人の大家さんも投稿しています。

夏・冬になると、日本人のワーホリや留学生が短期で帰国する際に貸すことが多く、短期間でも安く借りられます。(貸す側としては家賃が高いので、少しでも収入にしたい)

日本語でやりとりができるので、何か起きても比較的対処しやすいというメリットがあります。

>MixBをみる

Spare room

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AirBnBのような、現地の人に実際に利用されている民泊SNS。

全て英語のため最初は戸惑うかもしれませんが、物件数はMixBより多いです。

地図に表示される部屋情報と値段を見るだけでも、なんとなく相場がわかってきます。

検索機能がとても便利で、場所・滞在期間・タバコやペットの有無などをフィルターにかけて詳細な物件を検索することができます。

部屋を貸す仲介を仕事としている人と、現地の人の投稿は半々くらい。

普通に“住んでいる部屋を貸す”というイメージなので、現地で暮らす感覚はすごく味わえます。

貸し手にも色々な人がいるので、ベットなど清潔感が気になる人はできれば内覧させてもらいましょう。

ロンドンの部屋は学生や長期滞在向けが多く、minimum stay (最短滞在期間)が半年や1年契約と決まっている場合がありますので確認が大切です。

中にはx/x〜x/xまで貸しますという投稿も多く、特に夏、ホリデーに行く現地人が借り手を募集しています。

一年契約・マンスリー・ウィークリー・短期とその形態は多種多様。滞在したい期間にあった部屋を探すことができます。
>Spare room (アプリ)をみる

連絡・内覧

さっそくMIX Bで、2つ良さそうな物件を発見。

南ロンドンの方は、とてもキレイな部屋で、日本人4人でのシェア。

安くて部屋もきれいだったのですが、地下鉄の路線が通っておらずバスのみでした。電車近くの方が何かと便利なので、保留に。

もう1つはワーキングホリデーで滞在している日本人女性3人のフラットシェア。

Zone1(いわゆる中心部)という好立地、駅からも徒歩3分!日本にホリデーの間だけ帰るので、その間貸す人を急いで探していたそうです。

値段も南ロンドンと変わらないという破格値段だったため、こちらに決めることにしました。

デポジットについて

ロンドンの契約には、日本のように敷金・礼金のような制度がありません。”デポジット”という保険金のようなものを預ける形になります。

(金額は物件によってまちまち)

デポジットは何もなければ全額返してくれます。

稀に、難癖つけてデポジットをぼったくる大家もいます。書面での契約書はないところがほとんどですが、予め疑問点は解決しておきましょう。そのとき、メールなどのやり取りをしっかり残しておくと後々便利です。

まとめ

ロンドンで暮らす方法をまとめると、
1.現地の人と同じように、フラットシェアを借りる

2.学生ならホームステイや学生寮を有効活用

3.時間がなければ、ゲストハウスで暮らす気分を味わおう!

ロンドンで滞在できる日本人向けゲストハウス一覧
  • Good times…日本人専用のB&B。ドミトリーのみ。
  • Apple House …ロンドンに複数のゲストハウスをもつ。一部個室もある。
予算に余裕のある人はこちらもおすすめ!
  • ゲンダイ・ゲストハウス… シングル、ダブル、ツイン、ファミリールームなど選択肢が豊富。
  • Air BnB…現地の部屋を短期間借りることができる。全体的に通常のフラットシェアより割高。

 


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