トルコといえばブルーモスクやアヤソフィアが有名です。これらにトプカプ宮殿を加えた旧市街のエリアがイスタンブール観光の定番になっています。
ただブルーモスクは2023年まで改修工事中。アヤソフィアも歴史的価値のある建造物であることはわかるのですが、とにかく人が多くて疲れます。
イスタンブールは年々観光に力を入れているので、こういう有名観光地は靴を履き替えるのにも身動きするのにも苦労する有様で、警備員に見張られながら次々訪れる人並みやカメラを構える人々に揉まれるのはあまり楽ではありません。
イスラム教の方にとっては日々の暮らしの中でお祈りするための場所。モスクは日本の神社仏閣と同様にたくさんあります。
今日はイスタンブールで暮らしていた時にみつけたモスクの中から「え、観光地よりよくない?」と思った感動したモスクをいくつかご紹介します。
1位 チャムルジャ・モスク (Çamlıca Mosque)
夢みたいにきれいな場所でした。
2019年にできたばかりの、現在トルコで最も大きなモスクです。観光というと歴史のある場所が定番ですが、このモスクはこれからトルコ・イスタンブールの歴史を何百年もみていくのだなと感慨深くなりました。
アジア側にあるので半日コースで行く場所ですが、モスクの横にある丘は夜景を見るのにぴったりのスポットです。
午前〜昼に麓にあるユスキュダルで街歩きを楽しんだり、海を見ながらカフェでのんびりして、午後〜夕方にかけて訪れるコースがおすすめ。金曜日の午前中は入場できないですしね。
私はたまたま乗り間違えたバスに揺られていたら辿り着いたのですが(笑)、チャムルジャ・モスクへの詳しい行き方はこちらで解説されてます。
(参考:【トルコ最大】チャムルジャモスクがすごい!見どころを徹底解説。)
2位 スレイマニエ・モスク (Süleymaniye Mosque)
イスタンブール旧市街にあるスレイマニエ・モスクは、人が少ない穴場スポット。青を基調としたモスクが多い中で、暖かな色合いが美しいモスクです。
バザールに買い物いったついでに寄ったらパーカーかぶって普通に入ることができました。博物館のような外観からは想像できないほど美しく、可愛かったです。
ここは高台にあってすごくきれいな庭園から新市街が一望できます。ピクニックしている人もいました。人も少なめなので旧市街からふらっと立ち寄れる気軽さがおすすめです。
3位 ユルドゥズ・ハミディエ (Yıldız Hamidiye Camii)
近年人気が高まっているベシクタシュで、星を意味する名前をもつモスクです。
決して大きなモスクではないのですが、中に入った瞬間惹かれずにはいられない魅力があります。
グレーブルーとゴールドを基調とした上品な色合いに、星や花を思わせる繊細な装飾。
赤色が映えるチューリップのクリスタル製シャンデリア。
所々にある深い色が空間を引き締めていて、他のモスクにはない唯一無二のデザインという感じです。
訪れた時は地元の方が1人しかいなかったのです、邪魔にならないように人がいなくなってから入りました。
こちらもわざわざ観光で訪れる人は稀の穴場スポットだと思います。
おまけ マルマラ大学 神学部モスク
変わったモスクという点でおすすめなのが、マルマラ大学の神学部モスクです。
惑星と宇宙をモチーフにした近未来的なデザインが特徴で、ガイドブックには載っていません。幾何学的で美しい天井ドームをみていると不思議な気分になります。
最後に
モスクは神聖な場所です。観光に訪れる際は服装やマナーを守って、それこそ日本で参拝するときのような気持ちで訪れてみてください。
礼拝中は入れないので、訪れる時間に注意しましょう。おすすめ時間帯は昼の礼拝が終わった時間〜夕方あたりです。
観光地化されていない場所ほど、地元の方に配慮することが大切なのはどの国でも一緒ですね。気になった場所があったらぜひ訪れてみてください。