香港で1ヶ月暮らすのにかかった生活費は?【デジタルノマド・家計簿】

今回は2023年に香港で1か月暮らしたときの生活費です。

香港は年々値上がりしている傾向があるので、参考程度にご覧ください。

ライフスタイルの目安

  • 東京に住んでいたときの生活費は月20万円
  • 1週間に2~3日は外食、週4〜5でお酒を飲みます
  • 食事は量より質派、成城石井の惣菜とかよく買います
  • 無理な節約生活はしない主義

1ヶ月の生活でかかった費用は?

香港で1ヶ月暮らしたときの生活費は25万円でした。

あれ?意外と高くない…てっきり30万は超えていると予想していたのですが。これは香港の中でもかなりローカルな生活をしていたからだと思います。高い外食やカフェにほとんど行っていません。

ここからは香港で高かったもの、安かったものを具体的にご紹介します。

香港で高いもの

2023年時点の香港の物価は、日本の1.5〜2.2倍です。2018年にも行ったことがあるのですが、その時は高くても2倍くらいだと感じていたので、体感でも明らかに上がったなぁと感じました。

家賃

圧倒的に高いものが家賃です。

普通に借りてもHK$8,500(15万円以上)が当たり前。学生ならHK$7,000(12~13万円)の物件も選択肢に入ります。ただし、これらはシェアハウスの本当に小さな一部屋の価格です。

日本で一般的なワンルームを借りたい場合、最低でも20万円は必要です。また、香港の住環境は、包み隠さずいえば本当に悪いので(湿気がすごい、配管の劣化、窓の小ささ、隣との距離など)、高い家賃をだしても居心地のよくない部屋に当たってしまう可能性はあります。家探しについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

・香港で1ヶ月暮らす家を探してみました【おすすめアプリ/サイト一覧】

ちなみに洗濯機がついていない独房…(げふん)部屋も多いので、その場合1回のコインランドリーはHK$45~(800円~)ほどかかりました。乾燥機を含めて。

食費①

続いて、香港で高いのが食費です。

香港には世界各国の美食がそろっています。観光地のレストランとローカルなレストランの料金は雲泥の差で、ちょっとした贅沢をしようと思ったら、1人当たり2~3万円は軽く飛んでいきます。お酒もビール以外は日本と比べてかなり高い印象です。

また、当たり前ですが、”ちゃんとしたところ”で買おうとすると値段が跳ね上がります。例えば、SOGO(そごう)のデパ地下でおにぎり2個900円、山盛りサラダを買って1800円くらい。こういうところばかり利用すると、食費だけでいくらでも高くなってしまいます。

香港で安いもの

食費②

逆に、工夫次第で安く抑えられるのも食費です。

地元の人が使うような茶餐廳(ファミレス)や冰室(朝ご飯屋さん)、ローカルな地域にある路面店などは比較的安く、おいしいローカルフードを堪能できます。ファミレスは大体1食HK$50〜70 (900〜1,300円)。

・ローカルな朝食を食べてみる! 香港でおすすめの朝の過ごし方4選

ローカルな果物屋さんで買うフルーツは、大きなマンゴーが3つで500円くらい。ドラゴンフルーツや龍眼(ロンガン)など、日本でなかなか食べない果物がおいしくて安いのでおすすめ。

その他にも、点心が並ぶ「包点専門店」、香港ではおなじみのローストダックやローストグースが吊るされているお惣菜屋さん、おやつなら鶏蛋仔(エッグワッフル)や 豆花(トウファ)が最高です。どれも日本で買うときの0.6~0.8倍くらいの値段でお腹いっぱいになります。特に乳製品の高い香港では、豆花の存在がありがたかったです。お椀いっぱいに入ってHK$9 (180円~)。

スーパーについて

香港のお店はオープンが早くて、スーパーやドラッグストアは朝8時からやってます。みんな朝が早い。

そしてお店によって全然価格が違います。近所の小さな個人経営店だとお菓子がHK$25だったけれど、大きなスーパーではHK$20だったり。パスタがスーパーではHK$19、近所のお店ではHK$13だったりするので、日本の激安スーパーみたいに「ここに行けば必ず安い」という訳でもありません。ビールなんて同じ銘柄のものでもHK$5.50〜14.5まで差があります!

ただやっぱり大きくて綺麗なお店よりは、路地を一本入った小さくて雑然とした店の方が安い傾向はあります。野菜や果物はスーパーより専門店の圧倒的に安いけれど、大きくて使い切るのが大変。肉は冷蔵じゃなく生のまま吊るされてるので抵抗があって、気になる人は割高ですがスーパーで買うか、冷凍されているお店のものを買った方がいいと思います。私はもっぱら惣菜店で調理されてたもの(揚げたり焼かれたりされている肉)を買って、野菜とあわせたり、ラーメンに添えたりしていました。

おすすめ店舗
・惠康(Wellcome Supermarket):香港のスーパーといえばここ。惣菜や日用品、日本米まで何でも売っていて便利。
・ 家興超級市場(Ka Hing Supermarket):倉庫みたいな有名激安店。何でもありますが、現金オンリーなので注意。

交通費

日本よりも圧倒的に安さを実感できるのが交通費です。

  • 地下鉄 HK$7(120円〜)
  • バス🚌 HK$5.6〜8.9 (105円〜168円)
    • 海の下のトンネルを通るバス HK$10〜13.8(180〜260円)
  • いちばん安いのがトラム HK$3(56円)

ただしトラムは香港島しか走っていません。個人的に九龍(カオルーン)よりは香港島の方が暮らしやすいと思っているのでおすすめ。

観光費

香港の見どころは、海沿いのプロムナードの景色や高層ビル群の中にある公園、都会の周りを囲む豊かな自然でのハイキングなので、あまりお金がかかりません。街中ぜんぶが観光地みたいなものですね。

ビクトリアピークやゴンドラに乗らなければ、観光費はほとんどかからないと思います。ただ香港のディズニーランドは狭いけれどすごく楽しいと聞いたので、いつか行ってみたいと思っています。

香港で1ヶ月暮らしてみた感想

円安の影響もありますが、香港は6年前に比べてあらゆるものがインフレしています。水が1本200円。

日本と比べて安いのはSIMカードと交通費くらい。ただ旅行者向けのSIMカードはとにかく街中で手に入らないので注意が必要です。

・香港の街中でSIMカードが買えない!?現地でSIMが手に入らないときの対処法

日本のものは日本よりも高いので、税金がかからないからといって香港で買うのはおすすめしません。本当に一部ですが、イタリアとかフランス製の商品は稀に日本より安く買えることがあります。歯磨き粉とか。

香港で暮らしていると、本当に日本の商品の安さとクオリティの高さに脱帽で、海外の人が日本の100均やドラッグストアに夢中になる理由がわかる気がします。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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