
バスもトラムもメトロも、エリアで一律料金のヘルシンキ。
2週間近くの滞在に2.50 €〜を何度も払うのは大きいなぁと思い、自転車を利用することにしました。
東京にもあるような、公共のシェア自転車です。
今回はちょっと迷ったヘルシンキ・シティバイク(CITY BIKE)の使い方をご紹介します。
料金&システム
ロンドンでは思い立ってすぐ自転車置き場で決済ということができたのですが、
ヘルシンキでは、必ずHPで利用登録をして支払いを済ます必要がありました。
料金は使用期間によって3種類。
- 1日利用(24時間):5€
- 7日利用(登録日当日+6日):10€
- フルシーズン(10/31まで使えるチケット):30€
厳しい冬のヘルシンキでは、公共自転車は雪解けの4月〜10月の間しか使えないのです。
そのため観光客だけでなく、夏を楽しむ地元のヘルシンキっ子にも利用されています。
使い方① HPから利用登録をして、お金を払う
HSLカードを持っている人はそちらでも登録できるみたいですが、今回はカードを持たない観光客や短期留学生向けの登録方法をご紹介します。
1.まずはこちらの公式HPから「Buy」をクリック
2.必要な期間を選び、「Buy」をクリック
3.ここで「City Bike PIN code」を選択
4.メールアドレスと、好きな4桁の数字を入れて「Continue」をクリックします
※この4桁の数字がいわゆるパスワードになります。覚えやすい数字をいれましょう
5.クレジットカード情報を入力して決済をすると、こんな「cyclist ID」が表示されます。
先ほどの“4桁のパスワード”と、この“7桁のID”が自転車を借りるために必要になりますので、この画面をスクリーンショットに撮っておくと便利です。
使い方② 自転車置き場でIDとPWを入力する
1.Enter(緑色のボタン) を押すと、HSLカードを持っている人は1、アカウントIDを持っている人は2を押してくださいという文字がでます。
ここがフィンランド語しかでないのでわからなかった…!
2を押したあとは、Enterを押すことなく待ちましょう。するとID7桁を入れる画面でます。
2.スクショを撮ったID7桁を入れて、Enterを押します(忘れた人は登録したメールに送られています)
3.設定したパスワード(4桁の数字)を入れて、Enterを押します
4.ロック解除中…
5.「OK」の文字がでたら、自転車を引っこ抜いて使用します
1回の利用は30分間まで無料。
30分以上経つと1€ごと加算されていき、自動的にクレカから引かれます。
時間が測れて、近場のスタンドを探せる公式アプリをダウンロードしておくと便利です。
返却方法
1.空いている場所に自転車を入れます
2.走った時間・距離が表示されます
3.「RETURN OK」の文字がでたら完了です。
返却が上手くいくとピーという音が鳴るのですが、鳴るまで数十秒かかることがあります。
ちなみに失敗しているときはピーピーピーと3回鳴るそうです。まだ経験したことはありません。
自転車のメリット&デメリット
メリット
- ヘルシンキ市内の主要な観光地は30分以内で行ける
- バスやメトロを利用するよりも圧倒的に安上がり
- 自転車置き場が至る所にあるので、機動性が高い
デメリット
- 中央駅から沿岸にかけては坂が多いのでつらい
- 道が凸凹しているので、走りづらい
- 夏でも夜は耳が寒い
CITY BIKEは広く市内をカバーしているため、ちょっと頑張れば「アアルトの自邸」や「ラウッタ島」などにも行くことができます。
実際に管理人も、夏至祭の折に街中から「セウラサーリ島」まで行ってきました。
坂道や石畳がすこし辛いですが、自転車専用道路や下り坂は快適に走れます。
自転車に乗るときは、前を走る人のマナーを真似すると走りやすいですよ。
ではでは。